休みの日

休みだったので昼頃起きて飯を食う。その時お姉さんが、義兄さんが新しく買った原チャリを家の駐車場に停めたいのでキミの車をどかしてはくれないかな?と言ってた、といったのだった。
我が家は両親が仕事で浜松にいて、姉さん夫婦とその子供達と住んでいる変則方式を採用しているのだが、両親は週末帰ってくるので徒歩で5,6分歩いた所に駐車場をかりているのだった。そこにキミのタダ同然のポンコツを、おっと失礼、carを置いて欲しいんだよねえ、だって雨の日とか歩くの辛いだろ、しかも結構遠いんだよね〜、という内容のことを仰ったのであった。しかし、無職のブタ野郎と某有名テレビ局の社員であらせられる義兄さんとでは家の中の地位は明らかであったので僕は、はいっ!おっしゃる通りにいたしますでっすっ!閣下!と言って靴を、タタン、とならしてビシっと敬礼したのであったが、心の中では、体に悪い薬品が科学反応を起こして出来上がった黒いスモッグがたちこめてきて視界は30センチ以内なのに加えてどこからともなく現れたルーリードと水谷孝が地獄のような騒音ギターをガーガー、ギャーギャーやりだしたのであった。
とまあそんな感じだったのだけどわりとすぐ忘れてしまって10分後にはテレビを見ていた。今日はゆっくりしようと思ったのである。しかしテレビはワイドショーばっかりで、ジャニーズのコンサートに森光子が駆けつけたみたいなことを延々やっているのでこれはどっかにいかねば、と思ったのである。だいたいなんだかんだで何度もジャニーズと森光子はセットで俺の前に登場してくるんだけどあれはいったいどういう関係なんだ、って、ま、そんなことはいいとしてここは一念発起、シャワーを浴び車に乗ってまたもやレコード屋に向かったのだった。家を出るときお姉様に、じゃあ、よろしくね〜、と言われた。何が、よろしくね〜、だ莫迦
そんなこんなで今話題の車に乗り窓を開け金髪のソバージュをなびかせつつマルコスヴァーリをかけた。マルコスヴァーリの曲にアジムスというインストの曲があるのだがこれがなかなかどうしてよろしくって、もはやノリノリののり助であった。そんでレコード店に到着。しばらく見て回るうちにレコード屋から帰りたくない病が発病。それでもアンプフィドラーとオクターブワンを購入して家に帰る。デトロイトなセレクション。

amp fiddler 「waltz of a ghetto fly」
octave one 「the x files」