デーモニッシュ・ヨットクラブ 「しおさい」

私はチャリに乗ってる最中に必ずネコに出会う
曲がり角に白いネコ その傷 その違和感
殺人鬼が町にやってきても一向に平気ではある
なぜなら俺は食い物の好き嫌いは全くないし 山に行く際には必ずといって言っていいほどプラスチック製の水筒を持っていくからである ケロケロケロッピ そういう男だ ケロケロケロケロケケ 私は   
自宅の部屋の壁に飾ってある自ら考えた社則 それをうっとりながめ指をひとつずつ折り曲げながら 
ひとつ ヨットがだーいスキ
ふたつ 人を殴るのがだーいスキ
みっつ お赤飯のおむすびがだーいスキ
よっつ 人を窒息させるのがだーいスキ
いつつ カミさんには頭があがりまへん
むっつ…
ななつ…
私はチャリに乗っていると喉が渇いてしょうがなくなる もうどうしようもないぐらい それはたぶん幼児期にたまたまチャリに乗っていたところになぜか逆上した教頭先生に出会ってしまい両手にびかびかに光ったサーベルを持って三日三晩追い掛け回された挙句やっとまいた後もたびたび自宅に送られてくる教頭の手作り湯のみ(ディフォルメされた教頭の顔、あるいはディフォルメされた動物の顔が彫ってあることが多かった、あとたまに制作風景のスナップ写真も付いてきた)に悩まされた思い出とは全く関係ないであろう まあ、そんでどんどん遠くに 喉の渇くのに赴くままに 帰り道もわからなくなって 遠くに遠くにチャリに乗っていってしまってアボットポケミスキーとかいう男(オカマ?)に会わなければいかんのです そんでぼくわこうゆうでしょう ゴットボールしようぜっ!!ってネ どうやらわいは俺は本当に教師には恵まれなかったようだね ぶははっ